GPTsメンション機能の使い方

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2024年1月27日に、OpenAIから「GPTsメンション」機能の発表がありました。

GPTsメンションとは、1つのチャット内で複数のGPTsを呼び出して使用できる機能です。

複数のGPTを1つのチャットで使えるメリットは、チャットの切り替えを行うことなく、以前の会話や情報を新しいGPTが引き継げる点にあります。これにより、プロンプトの作成が容易になり、作業効率が向上します。

メンション機能を使うには、プロンプト入力欄で「@」記号を入力し、表示される候補からGPTsを選択します。

この記事では、事例を元にGPTsメンションを使って複数のGPTs呼び出しを行い、メンション機能の有効性を確認します。

事例として、『GPTs-Actionの使い方(複数回の外部API呼び出し)』記事で作成した2つのActionをそれぞれ独立したGPTsに昇格させ、メンションでGPTsを組み合わせて実行してみます。

GPTsメンション事例のシーケンス図

GPTs分離前(1つのGPT内で2つのアクション)

GPTs分離後(2つのGPT)

作成したGPTは以下の名称としました。
GPT(1)・・・座標計算機(住所から座標を計算)
GPT(2)・・・日の出(入)・月の出(入)時刻計算機(日付と座標から日の出等を計算)

GPTsメンション事例の実行

1.左サイドパネルより初めに実行するGPTを選択します。

2.プロンプト入力欄に、調べる座標の住所を入力し実行します。

3.GPTの実行結果が表示されるので、続けてプロンプト入力欄に「@」を入力します。
そうするとGPTリストが表示されるので次に使用するGPTを選択します。
(リストには作成したGPTや使ったことのあるGPTが表示されます)

4.プロンプト入力欄に、選択したGPTに与えるパラメータを入力し実行します。

5.GPTの実行結果として、日の出(入)・月の出(入)時刻が表示されます。

GPTsメンション事例の実行は以上です。

メンション機能を使えば、1つのチャット内で複数のGPTを組み合わせて実行できることが確認できました。(3.が各GPTを繋ぐメンション操作になります)

特徴的なのは、2回目のGPTで必要な座標パラメータをプロンプトで入力しなくても、1回目のGPTの表示結果から自動で取得している点です。

メンション機能ではこのように他のGPT結果を暗黙的に引き継ぐことができます。

今回の事例では、2つのGPTを使うよりは1つのGPT内で2つのActionを使用する方が効率的ですが、GPTメンション機能確認を目的として敢えて分離してみました。

まとめ

今や数百万に及ぶGPTの中から目的に応じたものを選び、或いは目的に応じたものをGPTとして作成し、それらを組み合わせて1つのチャット内でスムーズに実行できることは、作業効率化の上で非常に役に立つ機能になりそうです。

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